謹賀新年
2016/01/04
謹 賀 新 年
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
京都森田療法研究所
主宰者 岡本重慶
研究員 一同
協力者 一同
ご 挨 拶
一昨年の国際学会開催を受けて、昨年はそのフォローのやり取りをし、学会発表者らの原稿を編集し、雑誌 PSYCAUSE の日本特集号刊行へ向けての準備をしました(雑誌は本年の第1号として刊行されます)。国際的な協力の作業は、互いの文化的背景や目的や立場が必ずしも一致しないので、摩擦を体験しました。その中で折り合いを見つけていく、ということを学んでいます。
昨年はまた、本も刊行しました。数年分の年報に代わるものという趣旨を込めたものです。
当研究所の活動と別に、昨年の年頭、三聖病院の閉院を受けて、失われてしまう病院の記念品を守るための自主活動として、病院の隣地のマンションに「三聖病院記念品保存室」を設けました。一年間維持しましたが、自分たちだけでこれを続けることは、残念ながら困難な事態となりました。
また、研究所の、ローカルな活動として、研究会(勉強会)に準ずる交流は、必要に応じて随時おこなってきました。公表をして定期的に開催することを以前に試みましたが、参加の動機として、事実上診療やカウンセリング的な援助を求める向きが多く、課題に遭遇したのでした。そのため、一部の方々と自由な研究交流をしていました。今後改めて公的に研究会を再開することについては、課題として検討しているところです。ご意見などお寄せ頂けましたら幸いです。