森田療法成立100年にかかわる学会シンポジウム

2019/08/28

  2019年の今年は、森田療法成立100年に当ります。
  第37回日本森田療法学会(2019年10月5日,6日 浜松)で森田療法成立100年にかかわるシンポジウムが設けられ、そこで、仏教や禅と森田療法の関係とその流れについて、発表させて頂く予定です。
 
  学会プログラムへのリンクをつけておきます。
 
http://www.pw-co.jp/jsmt2019/program.html
 
 

社会教育と森田療法の合流 ―下村湖人らの「新風土」から水谷啓二の「生活の発見」へ―(「生活の発見」誌本年4月号掲載)

2019/04/05

  昨年5月に高良興生院・森田療法関連資料保存会の「春の心の健康講座」で発表させて頂いた「社会教育と森田療法の合流 ―下村湖人らの「新風土」から水谷啓二の「生活の発見」へ―」の講演録が、生活の発見会の御好意で、「生活の発見」誌の本年4月号に掲載されました。
  『森田療法と熊本五高』の本に収められた拙稿と内容は重なりますが、強調して話しているところなどに、微妙な差が出ております。
  原稿の全文をここで掲載することは控えて、冒頭のページのみ、以下に出しておきます。



 

『森田療法と熊本五高―森田正馬の足跡とその後―』出版の再紹介―京都の片隅から―

2019/01/11




 
  『森田療法と五高―森田正馬の足跡とその後―』の本が、昨年12月25日付けで出版されましたので、改めてご紹介します。
  一昨年秋、熊本大学で、「森田療法と五高」をテーマに、藤瀬昇教授を大会長として、日本森田療法学会が開催されました。それを機に、関連するいくつかの珠玉の原稿を学会後に集めて、一冊の本として編んで出版したのが、この本なのです。
  ご縁を得て、編集の末端に関わらせて頂きましたが、さまざまな原稿を一冊の本にまとめる作業は、それは大変で、中心におられる藤瀬教授の地道なご苦労は、筆説に尽くし難いものでありました。それだけに、熊本五高と森田正馬や森田療法について、このような類書のない本を上梓できたことは、私たちの喜びとするところです。

 五高在学中に森田正馬は精神医学への道を志した。剛毅朴訥の純なる風土で、森田療法への芽が吹いた。療法を継承して「生活の発見会」を創成した水谷啓二。水谷に合流した社会教育の下村湖人や永杉喜輔。何という巡り合わせ。彼らも皆、五高出身者であった。正馬の故郷は高知だが、森田療法の故郷は熊本である。

  おもて表紙の帯の部分に、本の主旨や中身を示す案内文を載せていますので、その部分を切り取って上に再度掲げました。
  下の画像は、目次ページです。著者たちと執筆された原稿のタイトルがわかります。



  京都の片隅より、くまモンに愛をこめて―
  裏表紙にくまモンの図をあしらうことを提案させてもらいました。



  この本は、アマゾンで購入していただけます。
  熊日出版のネット販売のサイトからも、購入できます。
http://shop.kumanichi-sv.net/shopdetail/000000001320

『森田療法と熊本五高―森田正馬の足跡とその後―』発刊

2018/12/23




 
 『森田療法と熊本五高―森田正馬とその後―』の本が、熊日出版より発刊されました。
  執筆者の人数が多くて、さまざまな原稿を収めているため、編集の完了までに時間がかかり、刊行が遅れましたが、ようやく日の目を見ました。
  一部書店の店頭やアマゾンなどの通販で発売されますが、店頭やウェブ上に出るのは、年が明けて1月9日頃になりそうです。
  なお、予告チラシに記入されたページ数より、かなり増ページとなり、定価は予価より200円上がって、1200円になりましたが、事実上安価過ぎる定価設定です。どうぞよろしくお願いいたします。

『森田療法と熊本五高』(今秋発刊予定)

2018/10/15




編集作業の仕上げのため、少し遅れていましたが、熊日出版より近く刊行予定です。

森田療法保存会の秋の心の健康講座のご案内

2018/09/13

高良興生院・森田療法関連資料保存会の秋の心の健康講座のご案内です。



 
 

森田療法保存会で講演をさせて頂きます。

2018/04/13


 

   高良興生院・森田療法関連資料保存会の2018年春の心の健康講座(第2回目、5月13日(日))で、比嘉千賀先生と一緒に講演をさせていただきます。
   タイトルなどは、チラシ画像を参照して下さい。

宇佐玄雄の講話音声の資料CDの提供について

2017/12/23


講話をしている晩年の宇佐玄雄先生



 

   ♥      ♥      ♥      ♥      ♥      ♥

 
   平成29年末に、三聖病院が閉院になって早くも3年になります。
   3年前のその時、閉院と同時に建物解体作業が開始され、院内の貴重品は院長の指揮の下に保管などの対処がなされ、不要とみなされた物品は「ごみ」として院内のあちこちの隅に残されました。放置すれば処分されるこれらの残物を、建物の解体が始まる直前の年末に見直しをしたところ、残物の中に、宇佐玄雄先生の講話の古い録音テープと、音声資料をMDに移したものを発見したのでした。録音テープは、原資料ではなく、断片的なもので価値はなく、MDの方には、かなり元の講話音声が収録されていました。もちろん、これとて、元の録音テープから移されたものです。それは同一回または複数回の講話音声を、継ぎ足して編集したものですが、この講話音声資料は貴重なものです。
   当研究所として、その資料を預かって保存してきましたが、この音声資料を関心のある皆様に提供する方法を考えながら時間が経ちました。MD内のデータをパソコンに移したり、CDに入れる作業が必要になります。今年になって、ようやくアルバイト職員やボランティアの方の手を借りて、音声の一部を当方のホームページで聴いて頂けるようにしました。そして引き続き、今秋には、音声を収めたCDを複数枚制作できるようになり、一部の研究者の方々にお届けしているところです。
   さて、この度三聖病院の初代院長の宇佐玄雄の講話音声を、研究または勉強のためという純粋な動機から、聴きたいと希望される方々に、CDを提供することに致します(興味本位の方はご遠慮下さい)。ご希望の各位は、通信フォームから、必須項目だけでなく、すべての項目に記入頂き、ご希望の旨をご送信下さい。一枚ずつ、手作りでCDを制作しますので、希望者が多ければ、時間が、かかるかもしれません。また、制作の実費(人件費、送料など)として、後払いで千円(見込み)を申し受けることになると思います。
   ご関心のあるお方は、当研究所の今年のブログのバックナンバーから、講話音声の抜粋を聴けますので、試聴されることをお勧めします。
   なお、講話のCDは、宇佐晋一先生に既にお届けしていますので、三聖病院や三省会の関係者でCD希望の方々は、なるべくそちらの方面にご相談下さい。

第35回日本森田療法学会での発表について

2017/10/26

   第35日本森田療法学会(熊本)が近づいてきました。学会テーマは「森田療法と五高」です。パネルディスカッション(「五高と生活の発見会」)、および一般演題(歴史のセッション)で発表させて頂きます。
   学会も目前なので、それらの抄録を、研究ノートの欄に掲載します。

京都府の丹後ふるさと病院における、入院・外来森田療法の受け入れについての案内

2017/07/30

   去る5月7日、および5月12日の2度にわたり、ブログ欄において「丹後半島と、丹後ふるさと病院における森田療法の可能性」という記事を掲載し、丹後ふるさと病院で森田療法の入院・外来診療を受け入れる旨のアナウンスメントをしました。
   ここに改めてそのお知らせをします。丹後半島と丹後ふるさと病院における森田療法については、病院や地域の背景的な事情があります。それについては、先の5月7日、12日のブログ記事を参照願います。 



 
〔丹後ふるさと病院における、入院・外来森田療法について〕
 

   ①入院について 
   瀬古先生は、三聖病院の閉院前後以降の近年の森田療法事情を察して、丹後ふるさと病院の病棟の個室の一部を入院森田療法用に供してもよいと、寛大な提案をして下さったのだった。そのご厚情に深い感謝の念を抱いている。ただし、有り難いご提案を生かすためには、さまざまな問題をクリアしなければならない。 
   入院という形態を取るならば、行政の監督下で許容されるように条件を満たさねばならない。例えば院内において、入院患者の使役とみなされかねない作業は用意できないので、ご本人の臨機応変の気づきと動きを尊重して、治療者と相談しながら作業に従事してもらう。 
   入院は集団生活に意義があるが、ここで入院を受け入れる場合、最初はもちろん1人から始まり、人数が増えても数人までに制約される。 
   治療者の問題について。多忙な瀬古先生に丸投げすることなどできないので、入院の第1号の方が来られるなら、その時点から、岡本が森田療法用の嘱託医師にして頂いて、病院に赴く。  
   入院受け入れ対象者は、最初は「生活の発見会」会員様(全国)を考えたが、地理的な事情を考えると、入院希望者はない可能性もある。したがって、発見会員様に限るという条件は外す。 
   発見会協力医である必要はないが、森田療法に通じておられる医師の責任に基づく紹介状を必要とする。 
   保険診療を適用するが、個室料金は1日につき数千円を要する。瀬古先生は個室料は取らなくてもよい、とおっしゃるけれど、規定通りの室料を取ってしかるべきだと岡本は言っている。 
   病院の入院患者の疾患や年齢層の特徴として、病棟内には認知症の高齢者が多い。 
   本院で、入院森田療法を受け入れる場合、上記のような事情の中での入院となる。このような条件下での入院を、生きた体験ができると捉えて入院を志願されるかどうかは、人によるだろうと思う。だから、入院は特に関心をもつ人に向けてお勧めする。 
 
   ②丹後半島内に宿泊滞在して、病院に通院する方式 
   丹後ふるさと病院の森田療法医である瀬古先生との出会いと、丹後半島という地域への滞在を組み合わせる方法があるので、これについて記しておく。かつて森田正馬が自宅での入院療法を始める前に、患者さんを近隣に下宿させて、通院診療をおこなった。これと若干似ているが、趣旨は同じではない。森田の場合は、入院の形での診療を開業する前の、仮の方式だった。 
   しかし丹後半島内での宿泊滞在という提案は、いわば丹後半島全体を入院地とみなし、ここに自主入院して、この地で自由な行動をして、いろいろな体験をすることを重視する。宿泊先や行動のお膳立てはしないので、自主的に計画して頂きたい。宿はおそらく、民宿の比較的低料金のところを探すのがよいだろう。低料金の宿が見つかれば、病院の個室料金と大きくは変わらないであろう。地域で何をするか、何ができるかは、自身で考えてほしい。観光、ボランティア、アルバイト、歴史散歩、などなど。工夫をするのが森田療法である。 
   そして、丹後半島へでの滞在中、丹後ふるさと病院の瀬古先生の外来に通院なさるのがよい。瀬古先生は森田療法の講釈などなさらない。この先生は、人間が森田療法なのだから、会って何か感じるだけでいいのだ。 
   通院なさることが、あらかじめわかっていれば、岡本も病院に赴き、外来で会って、必要なら日記療法もさせてもらう。 
   病院に付設されて、特別養護老人ホームがあるので、関心があれば、入居している高齢者の方々のレクリエーションの中に入ってもらうこともできるだろう。 
   半島内で自由に充実した滞在期間を過ごし、その間、丹後ふるさと病院の外来診療をインテンシブに活用なさればよいと思う。 
   これが、丹後半島での「宿泊滞在・自主行動・外来通院方式の森田療法」のプランの概略であり、その体験の勧めである。 
   奇抜過ぎると言われるかもしれない。お膳立てをしないので、そっけないと思われるかもしれない。しかし、われわれはそこまでご用意できないし、用意をしてあげるのがよいとも思っていない。鋳型のような規則に従わせるのではなく、自由を重んじるのが森田療法だと思うのである。生きづらい人は、この地においでになるとよい。 
 
※1 もし質問があれば、ご本人自身が、このホームページの「通信フォーム」から、必須項目だけでなく、全項目にご記入の上で、送信なされば、答え得ることはお答えする。 
※2 入院希望については、当研究所を取次ぎ窓口とする。
※3 外来受診については、必ずしも事前の申し込みを要さない。

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