谷中界隈散策―森田正馬参禅の足跡をたずねて―
2018/05/19
森田正馬が、谷中の旧「初音町二丁目」にあった両忘会に参禅した事実、およびその旧「初音町二丁目」があった町域までは既に突きとめた。しかし、両忘会があった位置をピンポイントで見つけることは未だにできないでいる。
高良興生院・森田療法関連資料保存会へ行った翌日の5月14日、両忘会のあった場所の特定を持ち越しながらも、谷中界隈を訪れた。
日暮里駅の東口駅前の猥雑さと正反対に、西口を出ると、雰囲気が変わる。御殿坂を登ると、谷中界隈がある。
初音小路、三たび。胡麻臭いレトロの雰囲気。
初音小路を通り過ぎて、「初音の道」を進むと、朝倉彫塑館がある。
朝倉彫塑館。その後方には、幸田露伴旧宅跡や、北原白秋旧宅がある。
初音の道
初音の道には、浄土宗の寺院があるが、これは新築のようである。
初音の道にあるレトロ調の店。
初音の道にある「初初音音」(正体不明)
三崎坂を下ると、山岡鉄舟が開いた全生庵(臨済宗国泰寺派)がある。中曽根康弘元首相や安倍晋三首相が座禅をしに行くことでも知られる。
全生庵
全生庵の向かい側に、天龍院(臨済宗妙心寺派)がある。釈宗活老師はここで提唱をおこない、森田正馬はそこに出席したと、日記にある。
天龍院
初音の森があった場所。
初音の森の一部を残し、児童公園になっている。
岡倉天心記念公園の入り口にある説明。
同公園内の六角堂
六角堂内にある岡倉天心像。
岡倉天心記念公園の入り口付近にある「旧谷中初音町四丁目」の説明
谷中ぎんざの方から階段を望む。
夕やけだんだん
夕やけだんだん
だんだんの上から谷中ぎんざを望む。
谷中には愛がある。