森田療法保存会での春の心の健康講座を担当させて頂きました

2018/05/17




   去る5月13日、東京の高良興生院・森田療法関連資料保存会で、ひがメンタルクリニックの比嘉千賀先生とともに、春の心の健康講座を担当させて頂きました。昨年の熊本における第35回日本森田療法学会で、比嘉先生といっしょにおこなったパネル・ディスカッションと同テーマのものを、東京においても再度発表する機会を与えて頂いたのでした。熊本までお越しになれなかった関東地方の方々が、さいわい多数ご出席下さいました。保存会のみならず、生活の発見会や啓心会OBの方々など、森田療法関係者各位が同じ会場にご参集下さったのです。このような場で表記の『社会教育と森田療法の合流―下村湖人らから水谷啓二へ』のような歴史的に意義あるテーマについて述べることができたのは有難くかつ光栄なことでした。
   今回は会場に来賓として、遠路おいで下さった熊本大学藤瀬昇教授や、下村湖人氏の縁戚の中嶋直子様や、永杉喜輔氏のご長男の永杉徹夫様や、社会教育研究者(桐生大学)の野口周一先生や、生活の発見会理事長の岡本清秋様らがご出席下さいました。晴れがましく、かつ実りある会だったと思います。
   講座後には、ご来賓の方々や、増野肇先生や、丸山晋先生といっしょに夕食会へ場所を変えて、奇しき縁で集った一同がしばし交流するひとときを持つことができました。
   この日の自分の発表は、昨年の熊本の学会での発表内容に基づきながら若干の修正や追加を加えたものでした。ここではその全内容を紹介するのを控えますが、冒頭部分のスライドと、最後のスライド(謝辞)だけを次に掲げておきます。
 








 
 
 
 
 

(中略)


 
 
 
 
 




 

   わざわざ東京までおいで下さった熊本大学の藤瀬昇教授が、思いがけずも昨年の学会でのパネル・ディスカッション時の写真を持ってきて下さって、感激しました。その写真を下に出しておきます。
 
   なお、昨年の学会におけるメインテーマであった「森田療法と五高」に関するいくつかの発表を論文化したものを、本にして出版する企画が、藤瀬昇教授を中心に進められています。その本に向けて、自分は、昨年の発表を、より深めた(つもりの)内容の原稿を用意しました。したがって、今回の発表内容は、いずれその出版物にてご一読頂ければ幸いです。