1月の三聖病院、夜の屋内
2015/01/19
動線が交差する場所を作業室側から見る。左は管理棟、右は女子病棟、正面は中庭への出口。もう交差する人たちはいない。
中は「作業室」(多目的室)。
作業室には長年来2人の先生の肖像画が掲げられている(昭和27,28年頃に入院した桐村義治画伯によって描かれたもの)。
作業室には大きな横額が架けられており、その下の小さな紙片に読み方が示されている。「言に謹み、しこうして行いに慎め。」
前方は食堂。
「食堂(じきどう)」の表示。
禅寺では、禅堂、食堂(じきどう)、浴室は三黙堂と呼ばれ、そこでは談話や談笑が禁じられている。この病院では作業室が禅堂にあたる。
「浴室」の入り口。
外来と病棟の間の場所に、待合別室がある。
待合別室の入り口の横には、禁煙日医宣言の貼り紙が見える。室内は暗闇。昼間でも薄暗い。
あたかも病院の「シャドウ」のよう。
残されたものたち »