春と修羅─紅梅咲く─
2015/03/16
最後の早春、門の外の紅梅がほぼ咲きそろった ( 3月15日 )。
門のシャッターには 「監視カメラ設置」 と表示あり。少しものものしい。
ここでは、病院を懐かしむ人が、ときどきシャッターの隙間から中を覗いている。
私は地上から消え行く病院の姿を、こうしてカメラにおさめている。
やや遠景になるが、道路からでもこのように内部が見えるのだ ( 3月12日 )。
立ち働く人がいて、作業は進む ( 3月12日 )。ご苦労様です。
左下にわずかに見えるのは玄関の屋根だったらしい部分。
管理棟はほぼなくなった ( 3月15日 )。正面に見えるのは病棟の建物。屋根の瓦が外された。
2階に窓枠が残っているが、そのひとつが、正馬先生の泊まった部屋にあたる。
同上の写真の一部 ( 右上 ) を拡大。
同上の部分をさらに拡大。これは管理棟の残骸の屋根裏なのだろう。
病棟の向かって左端部分の、瓦がなくなった屋根と、1本だけ残されている棕櫚の樹。
木にも仏性あり。
マンション3階から。
アングルは同じで、奥行きがわかりにくいが、病院の中枢である管理棟はほとんど消滅した。
消滅しても 「 不生不滅 」 。ぎゃていぎゃていはらぎゃてい、はらそうぎゃてい。