ウィリアムス・ジェイムズと森田正馬

2014/12/26

 森田正馬は「心身の関係」という文章の中で、素朴ながらウィリアムス・ジェイムズの説を引用しています。ジェイムズは、言うまでもなく、プラグマティズムの哲学の旗手であると共に、宗教心理学について論じた人としても知られるアメリカの哲学者、心理学者です。わが国の西田哲学や、ひいては森田理論に通じるものがあります。
 
 このたび、当研究所の客員研究員の高頭直樹教授が、パース、デューイ、ジェイムズから最新のプラグマティズム理論までを解説した定評あるプラグマティズム入門書を翻訳出版されました。プラグマティズムの哲学を学ぶには好適な書物ですので、お薦めしておきます。
 
 ジョン・マーフィ、リチャード・ローティ著、高頭直樹訳『プラグマティズム入門』勁草書房、2014年11月刊。
 
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