「一隅を照らす」(令和7年の 年頭のご挨拶)

2025/01/03

 

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「一隅を照らす」(令和7年の年頭のご挨拶)

 
 明けましておめでとうございます。
 新しい年が、皆様にとりまして、幸多き年でありますよう祈念いたします。
 
 京都森田療法研究所は、2012年に設立されてより、13年が経ちました。当初より10年間、京都駅近くのリアルな場所に事務所を置いていましたが、コロナ禍でやむなく、3年前に主宰者の居宅(京都市に近い大津市内)に事務局を移転しました。その後も、京都森田療法研究所として、静かに活動を続けています。
 研究員の人たちもそれぞれの場で活躍しています。瀬古 敬医師が、京丹後市で森田療法的に取り組んでおられる地域高齢者の医療福祉活動の推進など、追ってご紹介したく思います。
 

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 「一隅を照らす」という言葉があります。人口に膾炙しているこの言葉は、実は正しくなくて、天台宗の最澄が言った「一隅を守り、千里を照らす」という言葉が、正確な典拠であるようです。当研究所の私たちは、まずは一隅を守っています。しかし、千里を照らすなどという大それたことはできません。それでも、一隅を照らすことができたら、有難いことです。
 私たちは「一隅を守り、一隅を照らす」ものであろうと志しています。一隅にあって、どこかの一隅を照らす存在でありたい。それが私たちの願いです。
 
 京都森田療法研究所を、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 
令和7年元旦  
 
京都森田療法研究所
主宰者  岡本 重慶
研究員    一同
協力者    一同